インターネットセキュリティ入門 (岩波新書)



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まず身に付けたい。

エンドユーザとしてコンピュータ使用を行なう場合に必要となる基本的なセキュリティ知識が一通り網羅されているように思う。本書は7章からなるが、1〜3章にてインターネットセキュリティに関する基礎的な事項、4〜5章にて全世界をつなぐコンピュータネットワーク世界での振舞い方について述べ、最後の7章でセキュリティ技術の未来について述べている。とりあえずネットワーク社会でのマナーについてのみ身につけたいといった方は4〜5章のみ目を通すだけでも非常に勉強になるのではないだろうか。
インターネット時代の必読書

 インターネット社会である現代において、セキュリティ(安全性)の重要性について書かれている。強力な情報の収集・発信マシーンであるインターネットの存在しない社会はもはや考えられない。そして、不特定多数の人が使用するがゆえにそのセキュリティをどう確保・維持すべきかがとても重要なこととなる。

 この本ではセキュリティへの脅威(機密性、完全性、可用性の喪失)とその対策、さらに被害者、加害者、犯罪者にならないためにいかなる行動を取るべきかについても説明されている。

 インターネットの急速な普及にともない、ウイルス等のコンピュータ犯罪が多発している。しかし、今だに「安全と水はただ」という楽天的な気持ちを持っている人も少なくないのではないか?この本を読んでいて、"!How secure is secure enough?"という言葉が出てきて、なるほどと思った。セキュリティの対策に完全はない。しかし、最善の対策を行ない続けるしかないのである。それが未然に事故を防ぎ、自分達の利益となるのだから。
ネットセキュリティのマニフェスト

インターネットを利用するときの心構えが、主に企業で働くひと向けに書かれている。
具体的に言うと、
1 情報をひとに見られない機密性
2 データなどが改ざんされない完全性
3 情報資源の利用を妨げられない可用性
をキーワードに、ウイルスや暗号、デジタル署名に関して特別な知識を持たないひとに対して、簡潔かつわかりやすく説明している。
この本でインターネット上の安全に関する必須の知識が手にはいるであろう。特にインターネットをはじめて日が浅い全てのひとにすすめられる。
ただし、中級者以上には具体的なネットワーク運用法が書かれてあるわけではないので概要としての知識しか得られない。



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