腐った組織をどうやって救うのか



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腐った組織をどうやって救うのか
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腐った組織って、こうなんだ

筆者は、銀行員をやられていた方みたいです。
日本の銀行がなぜ、衰退したのか、新しいビジネスが生み出せないのか?が、組織から分析されてます。組織の構造、文化、人事制度などです。そこから、今後の組織のあり方の指針として「権限と責任のあり方」「スタッフのあり方」等が上がってます。

ムダな会議や企画部などの中央集権的な組織を、切りに、切りまくってます。

腐った組織の分析は見事です。(そんな組織にいたためか?)
なるほど、これが腐った組織か、と自分の属する組織の分析に役立ちます。

指針は、少し抽象的ですが、その分会社レベルでなくても、チーム等のレベルでも使える気がしました。

人の会社の様子がわかって、楽しいですよ。
悪しき日本型組織への決別

組織変革に対する問題意識を持ち、組織のあるべき姿を思案している
方であれば、特別目新しい内容はないでしょう。
ただ、体系的に問題点に対する解決策が整理されている部分は
非常に参考になります。

内容全てに共通いえるメッセージとは
「悪しき日本型組織への決別」なのではないでしょうか。

この本で、よりいっそう危機意識を再認識したという点で、
読む価値は十分あります。

あと、自分の会社で、組織変革をどう実践するかは、
各社各様でしょう。
全くの理想論

この本に書いてある改革の方法に関しては、ほとんどすべてが正しいと思います。異論の余地は少ないと思います。
しかし、リアリティが無いのです。全く。
この本を手にする大半の方が、ここに書いてあることを実行したいと考えていると思います。
けど、実際に実行することが出来ずに悩んでいるのではないでしょか?
この書籍は、この悩みには全く答えてくれません。
この程度の記述で読者の貴重な時間と金を奪うことが出来る時代は終わっていると思います。
どうせよむなら、最近では、コッターの「企業変革ノート」の方が、よっぽどリアリティに溢れており、改革のきっかけに取り組む勇気がわいてきます。
何だ・・・自分の会社も腐ってたんだ

会社員のみなさまへ

必ず読んでください。
自分の会社の腐り加減がよく分かります。
銀行だけに起こることではなく、どこの会社にも起こっていることですし、起こりうる事なのです。

一番の問題は、若い人材とその能力や才能が官僚組織、腐った組織の犠牲になってしまうことです。

管理職や経営者層に組織の衰退の自覚が無い場合、腐った組織の中で、企業改善プロジェクトを組織するのは大変難しく、場合によっては、氾濫因子となり、組織から抹殺されます。

まずは、改善プロジェクトを設立するよりも、この本を同僚や心ある人に配り、認識を統一して行く必要があります。

■読んでほしい人
被管理職

自分の組織に息詰まりを感じている人
自分の組織も「官僚化」しているのでは?と感じている人
自らが組織改革に関っていくための心構えの参考書です。

日本の従来組織について単純に良いか悪いかを論じているわけではなく「グローバル化という環境変化への対応を踏み出さなければ同じ競争の土俵に上がれない」ということが、自らの経験をもとづいた生の声で語られている良著。

それ自体は決して目新しい中身ではないが、今の日本組織にとって「従来路線で明確に見えるリスクヘッジ」より「変革による見えないリスクテイク」がより必要であるという訴えは、会社再建に関っている私自身も共感できる内容である。

その処方箋として具体的な組織改革アプローチが語られているため、今の自分の組織・会社でなすべき事を考える切り口になる一方で、その実行については組織変革に権限のある立場の人でしかなし難い部分もあり、コンサルタント的で身近に感じられない所もある。

しかしながら、著者の言葉の端々には否応なく変革に巻込まれた一個人としての貴重な体験が感じられることから、今後「非連続な変化のために、組織の一個人として何をなすべきか」について更に踏込んだ続編を期待したい。



日本実業出版社
踊る大捜査線に学ぶ組織論入門
失敗の本質―日本軍の組織論的研究 (中公文庫)
最少の時間と労力で最大の成果を出す「仕組み」仕事術