フリーターは転職のテクニックだけでは正社員就職はできない
はしがきにも書いてありましたが、本書は、履歴書の書き方や
面接での対応など、転職の技術的なテクニックを紹介することを目的と
しているわけではありません。
フリーターには「職歴」が無いのですから、そのままの状態で
いくらテクニックを磨いても就職できるはずがないのです。
職歴とは、その仕事を行えるだけの経験。ノウハウのこと。
具体的に言うと、設計事務所で一戸建て住宅の設計をしていたとしましょう。
この仕事には、「お客様と交渉できるトーク能力」、「設計条件に合わせて図面の概略を決める設計能力」、「設計方針に沿って、図面を書き上げる製図能力」が求められます。
コンビニのアルバイトで、具体的にどのようなスキルが身につくのでしょうか?
「いらっしゃいませ」「○○円になります」「ありがとうございました」・・・。
永遠にこの繰り返しです。
はっきりと書くと、フリーターの方には就職できるだけのスキルはありません。
それを「自分の努力で磨け」と言っているのが本書の特徴です。
例えば、プログラマーになりたいのなら、専門学校に通うも一つの方法ですし、
専門書を買ってきて、自分でどんどんプログラムを書いてみる。
100個くらい書けば、今度はそれを面接でアピールする。
即戦力を求められる中途採用では、フリーターが就職するためには
「自らで自らの腕を磨く」しかないのです。
苦い薬ほど、良く「効く」。
私も、「フリーター」から「脱出」するために、「この本」を、
読んだことがありますが、
正直なところ、「正社員」の方から見れば、「当たり前のこと」を、
「書いている」としか「捉えられない」と思います。
正社員の方ですら、「精一杯がんばってその地位を維持している」のが現実です。
ましてや、「フリーター」をしている方が、「そのうちなんとかなるさ」などと「考え続けていたら」、本当に、「誰か」に、
「ホームレスへの片道切符」を「無理やり」渡されてしまうと信じます。
まずは、冷静に自己分析を行ったうえで、履歴書を「自筆」で書く。
「人間性」だけを磨きに磨いて、磨きぬけば、必ずや「評価」してくれる会社が見つかります。
世の中のフリーターの方は、そう信じて、まずは「この本」を買ってみてください。
熱くない本
採用・面接を理解するために多くの関連書籍を読んだが、これは「フリーターの人をなんとかしてあげたい!」という熱い思いがまったく伝わってこない本である。たとえば、「書類選考を通過できる履歴書の書き方」という項目で、いろいろ指南しているが、図やイラストはまったくなく、「どのように記入すれば有効か」という非常に重要なことがわかりづらい(特に現在フリーターの人は「不親切」と感じるだろう)。その他本文中にイラスト・図解はひとつもなく、150ページで割り高であると感じました。
不安を感じながらもモラトリアムしているあなたへ
本書は、フリーターであることのリスクを明快に解説し、どれほど恐ろしい結果を招くかを思い知らせてくれる。 そのうえで、正社員になりたいと思うフリーター向けに、履歴書や面接への対策をアドバイスする。 漠然とした不安を抱えたまま、なんとなくフリーターを続けてしまっている方に、おすすめである。モラトリアムから抜け出す為の、良い刺激になるだろう。 (刺激が強すぎるかもしれないので、星は4つで)
楽優出版
それでも就職したいあなたに―既卒、フリーター、第二新卒の大逆転内定獲得術 27歳からの就職術
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