刺繍―イラン女性が語る恋愛と結婚



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刺繍―イラン女性が語る恋愛と結婚
刺繍―イラン女性が語る恋愛と結婚

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結婚するより愛人になる方が良い!?

 著者はウィーン、ストラスブールでイラストを学び、パリに住むイラン女性。
 『刺繍』は文字が多めの漫画で、ヨーロッパへの憧れや大きな鼻の悩みなど、何人ものイラン女性の想いがわかり、興味深い。また、周りの人の秘密をあばくような話も出てくるので、イランの普通の人々の様子がしっかりと伝わってくる。
 しかし、一番驚いたのは結婚するより妻を持つ男の愛人になる方が良いという考え方で、その理由がまたユニークなのである!
笑えた後に考えさせられる

刺繍と言うので、てっきり慎み深いイランの女性が刺繍入りのハンカチでも男性に送ることで愛の告白をしていると思ったら、全く別の意味で仰け反った。
女たちのあけすけな会話にお腹がよじれるほど笑えました。

冒頭の13歳の少女が69歳の老将軍と結婚させられた事実にとても驚きました。

この本に出てくる女性は総じて相対的に恵まれたクラスの人たちに見えました。すると、下のクラスの女性たちにはまた別の運命と結婚が待ち受けているだろうと想像するのは当然の成り行きでしょうか。

「テヘランでロリータを読む」を入手したばかりですが、これも良家のお嬢様たる作者と彼女の学生たちのストーリーと読めます。中流階級以下の女性の声を聴きたいと思わざるを得ません。
表題の「刺繍」の意味にはちょっと驚くが、そのタイトル付けのうまさにニヤリとした


 現在フランス在住でグラフィック・ノベルを多数著しているイラン人女性作家マルジャン・サトラピ。彼女が親戚のイラン女性8人とともに夕食後のお茶を楽しみながら語り合ったおしゃべりを綴った一冊です。話題は表題にあるとおり、イラン女性の恋愛と結婚。保守的な宗教国家にありながら、日ごろの閉塞感を弾き飛ばすかのような勢いにあふれた赤裸々なトークは、現代イランにおける「デカメロン」のような趣を呈します。

 彼女たちを支配する最も大きな価値観は「処女性」です。それはおそらく何百年にも渡って男性が押し付けてきた価値観であるはずなのですが、女性たちも大なり小なりそれに重きを置く人生を良しとして受け入れてきました。9人の女性たちはサトラピの祖母から自世代までと幅広い年齢層に別れていますが、それでもその保守的な結婚観はおよそ50年の幅をもってしても大きくは覆っていないことが興味深く見て取れます。

 夫の身勝手な都合で離婚を強いられることになった若い女性が、もはや処女ではなくなった自分はこの後どうなってしまうのかという嘆きの声を当たり前のようにあげるのです。かつてに比べれば処女性に重きを置くことが、そもそも現実的ではなくなった日本や西洋の若者たちからすれば、いつの時代の話かと耳を疑いたくなるような状況でしょう。
 むしろ老境の域に達したサトラピの伯母が、これからはどんなにセックスしても誰にもばれないと開き直って見せたりします。女性たちが年齢とともにしたたかさを兼ね備えていく点にたくましさを感じます。

 サトラピの著作は本書を含めて「ペルセポリス」シリーズなど邦訳が出ているのはわずか3点だけ。フランスでは既に10点が出版されているということですから、さらなる日本語翻訳版が出ることを期待してやみません。


イラン人男性も知らないイランの「真実」、訳者、出版社に☆10個

マンガなのですぐに読めます。イラン人女性が暴露するイラン人男性さえも知らない「真実」、下世話であけすけな女性たちの「心の換気」と称する井戸端会議、うわさ話の数々・・

そうか、そうだったのか・・ こんな話ばかり聞いてたら、結婚するときには立派な「耳年増」!
カラダは処女でもココロは中年女なみ・・ 二十歳で婚約したイランの知人の娘がどうみても初々しくない理由がよくわかりました・・ でもね、きわどい下ネタ(刺繍の意味を知ったらのけぞりますよ)満載なんだけど、「肝心要」のカネの話は全くありません。ヨーロッパ在住の男に結婚祝いの金銀財宝を持ち逃げされたという話はあるんですが・・ 彼女たちのもっとも得意とする「どうやってせしめたか」・・これをばらしたらやっぱりマズいんでしょうね。

出版社の明石書店は国際結婚の法律問題やら、在留資格ものを出してるところだと思いますが、よくぞこのような本を翻訳出版してくださったと拍手を贈りたいです。

タイトルの

意味は、ばらしません。
「縫えばいいのよ」ははは、おっしゃる通り。
ボク(オトコ)は、別に「縫って」なくても一向に構いませんが。

オンナたちの語らいの場の「不自由」故の「自由」に感動します。
一般的に言って、戦争は止めましょう。




明石書店
ペルセポリスII マルジ、故郷に帰る
ペルセポリスI イランの少女マルジ
柘榴のスープ
イランを知るための65章 (エリア・スタディーズ)
イラン人は神の国イランをどう考えているか