カウント3.9
うーん★を3にしようか4にしようか、かなり迷ってしまった。正直言うと上巻は4にしようか5にしようか迷っての4だったんので。というのも「「戦後日本のかたち」を決定付けた特需と講和」に若干の違和感を感じてしまったのがその理由。萩原氏の陰謀史観の引用がなんだかな〜という気がしたので。その一文でこのムックの全体のよさが損なわれている訳では全くないが、上下巻一気読みした時にどこか気がそがれたのも事実(個人的に過ぎませんが)である。 キル・ビルVol2(これは個人的には大好きではあるが)にがっかりした−Vol1に過剰に燃えた人の気分ってのは例えになってないかな。 しかぁし、グラビアの貴重さや迫力は充分に僕ら朝鮮戦争ビギナーの満足を200%満たしてくれていることは間違いない。 総員、速ヤカニかあとぼたんヲくりっくセヨ。 総ベテノ書店ハ須ク「韓流」こおなあニ此レヲ平積ミセヨ。
知られざる「朝鮮戦争」の実像に迫る
朝鮮戦争というと、日本人は「神武景気」という戦後の経済復興の契機となった特需くらいの関心しかないのではないだろうか?しかし大戦後約5年後に勃発したこの戦争は、かっての日本軍とは比較にならない程近代化された北朝鮮軍と、圧倒的な海空陸軍力で立ち向かう米軍が「国連軍」として戦った最初の「現代戦」である。 下巻では、北朝鮮が存亡の淵に追い込んだ「国連軍」たる米韓軍が、意外な強敵「中国軍」に遭遇し、米軍が自軍史上初の「総退却」を演じる戦争の転換期、そして近代的兵器と火力で敵に出血を強要する米軍と、人海戦術、ゲリラ戦など「近代戦」の範疇を越えた戦いぶりで相手を徹底的に苦しめる中国軍の間の戦いが詳しく扱われている。休戦協定にいたるまで、朝鮮戦争は凄まじい「米中戦争」の様相を呈しはじめていたのだった。 雑誌『歴史群像』の記事を集めたものなので、記事の著者の見解が統一に欠けるきらいはあるが、戦況、兵器などのカラー図式が豊富なので、まずはこの知られざる隣国の戦争を概観するための資料としての価値がとても高い。
学研
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