MBAが会社を滅ぼす マネジャーの正しい育て方



MBAが会社を滅ぼす マネジャーの正しい育て方
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商品カテゴリ:受験,教育,学習,英会話,資格取得
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現役マネージャには「省察の場」としてのスクールが必要である

刺激的な邦題がかえって誤解を与えているかもしれないが、本書はマネジメントスクールのあり方、受講生の取組み方、受講生を送り出す企業の考え方、に関して多くの示唆を与える良書である。評者もマネジメントスクールに通っている立場だが、本書を読むことで現状のマネジメントスクールの長所・短所が立体的に見えてきた。

「マネジメントスクールの対象は現役マネージャに限定すべきである」「教室ではマネージャの経験を活用すべきである」「優れた理論はマネージャが自分の経験を理解するのに役立つ」「理論に照らして経験をじっくり振り返ることが学習の中核をなす」「これらを経験に基づく省察のプロセスに織り込むべきである」というメッセージが本書の中核を成していると思う。実際、現役マネージャは日々の業務(および家族のこと)で忙殺されており、新しい視点で振り返る(省察する)余裕はなかなかない。

しかしながら、マネジメントスクールの教室に一歩踏み込むと、日常の呪縛から開放され、自分自身のマネジメントを振り返ることができる。私の経験では、実務家の講義よりアカデミア(理論家)の講義のほうが、振り返りのヒントが得られることが多い。この理論に触発された省察プロセスこそが、MBA的なアナリシスのテクニックを学ぶことより重要なのは明らかであろう。そして、この省察はマネージャが現場に戻ったときにマネジメントのシンセシス(アナリシスではない!)を生み出す。

著者らが設計したマネジメントスクールであるIMPM(国際マネジメント実務修士課程)は、まさに上記のメッセージを具現化したスクールであり、実際に参加効果も大きそうだと推察できる。

IMPMには、神戸大学、一橋大学、北陸先端科学技術大学院大学のマネジメントスクールのキーマンがモジュールディレクタとして参加しているとのこと。ミンツバーグ先生のメッセージが日本のマネジメント教育にも何らかの形で反映されることを期待したい。
矛盾が・・・

MITに行っていた著者がMBA批判とはちょっとおかしいんじゃないの?
自分もMBAで教えているのに。
「パフォーマンス・能力の向上=正しい方法×経験」と私は考えており、
正しい方法を学ぶにはMBAは有効と考えます。
批判を受ける対象となるのは、経験から得られるものを
ないがしろにするからだと考えます。
他の方のレビューでソニーの失敗例がありますが、
確かに頭でっかちに出井氏の時代からなり
魅力と信頼が失われたと思います。
これは、経験や現場、マーケットからの受け取る情報を
頭だけでこねくり回した結果で、経験が生かされていない
例だと思います。
MBAはある種啓蒙の意味合いもあるので、
いくら不要といわれても、「ああ、そう」と
しらけてしまいます。「そういう見方もあるのか!」
という発見をMBAはもたらしてくれると思うのですが。
学校によって哲学・方法が間違っているのはあるかも
だからMBAがおかしいというのはちょっとどうかと思います。
みんながMBAを取ったら困るから
不要とか言っているのでしょうか?
新しいMBAを提唱し、MBAの再定義を行おうとしているのは
理解できます。
MBAが経営にほんとに役立つのか?

英文の題名「MBAは経営ではない」の方が正しいと思える本.

著者はMBAでは、会社の「管理」は学べるが「経営」は別だと述べている。
MBAが間違っているのは正しいとして,であれば
何が会社にとって正しいのか?ミンツバーグのいう
クラフティングは,社内教育の隙間を埋めるのか?
など回答にたどり着いていないのが残念.
ミンツバーグに共感した教育機関が日本にもあるが,
本当に機能しているのかなという気がする.

ただ,MBAはマネジメントでないという主張は非常に
正しいように思えるので,MBAを考えている人には
とても有益だと思う.
邦題は誤訳で内容はケーススタディ批判。MBAホルダー必読。

分厚い本だが、ケースとして扱われている事例集と後半の自画自賛の取組み紹介を読み飛ばせば、忙しいビジネスマンでも短時間で読める本だと思う。

内容はMBA批判、というよりもケーススタディ式の教育法への批判。
確かにケースなら教授も授業の準備が楽だし、学生も授業中退屈しない。この辺の記述は面白かった。

研究対象が事業会社のみであったならば本誌内容は理解できる。なぜなら事業会社においては、ミンツバーグが設定した三軸(アート・クラフト・サイエンス)のうち、戦略を実行するための「クラフティング」のプロセスがより重要だと思われるからである。
しかし「クラフティング」があまり重視されず、「サイエンス」がより重要であるコンサル会社においては、本誌の主張は当てはまらないように見受けられる。

本誌を読んだ方には、是非「マッキンゼーをつくった男 マービン・バウワー 」を合わせて読むことをお勧めする。マービン・バウアーがマッキンゼーに新卒MBAを採用する方針を採り、かつマッキンゼーが成功した会社であり続けた事実が、本誌におけるミンツバーグの主張が限定的であることを表していると思う。

一般の事業会社においては、MBAのマネジメント層が会社をおかしな方法に持って行く可能性が強いという本誌の主張は間違ってはいないと思うので星4つ。
企業社会の問題点+マネージャー教育の実践

この本の内容
1、PART1は現代の企業の問題点を記したもの。MBA取得者が会社を経営する地位に立つことによって組織は社会などに不都合なことが生じているので、教育を改善すべきだ。
2、PART2は、著者が主張するマネージャー教育の理念と、実践。
評価
1、PART1はMBAにすべてを帰することはできないのだろうが、現代の企業社会の問題点(北米でも日本でも)を考える上でのヒントが満載である。
2、PART2も悪くはないが、(1)マネージャー教育に金がかかりすぎる、(2)著者の実践がいいかどうかわからない、また、批判的な検討が必要か。
3、以上、1は星5つ。厳しいようだが2で星1つ減らして、星4つ。でも、面白い本だから、ぜひご一読を。



日経BP社
H. ミンツバーグ経営論
マネジャーの仕事
戦略サファリ―戦略マネジメント・ガイドブック (Best solution)
戦略計画 創造的破壊の時代
経営は十年にして成らず




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