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アメリカ下層教育現場 (光文社新書)
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| 分類: | 本
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| 発送可能時期: | アクセスしてご確認下さい
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| 参考価格: | ¥ 777 (消費税込)
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貴重な体験談 スポーツライターが本業の著者がひょんなことから一学期間日本文化のクラスを教えた体験記。タイトルにあるように「下層」の中でも最下層の高校での経験がこの本をユニークなものにしている(教育の専門家はこういう学校で日本文化を教える機会はないだろうし、忍耐も続かないのでは)。生徒の抱える人種的、経済的、家庭的問題のさまざま、そして授業とは言ってもそれが本当に「教育」になっているのか疑問に思うほどの内容から始めなければならないなど、現在進行中の現実をレポートしてくれる。アメリカの高校教育全般を述べているわけではないし、日本の教育がどうあるべきかを提唱しているわけでもないが、貴重な経験に正面から取り組んで、正面からレポートする本。
あまりないレポートなんで、面白かった 面白かったのだが、もう少し突っ込んで欲しかったなぁ、という部分もある。
まず「下層教育現場」と言うからには、上層や中層についても触れて欲しかった。いや、詳細なレポートでなくてもいいんで、米国の教育システムの全体構成について、概略的な見取り図があったらよかった。私立・公立の違い、公立の中でも地域差が大きいこと、また特進クラス的なものの実態、さらにはバイパス的な教育ルートなど、簡単にでも現状報告して欲しかった。
それから米国における教員の待遇。本書中にも、トレイナー・ミドルスクールのアイアー先生が「おカネの為になった仕事じゃないし……実際、そんなに稼げない」(p245)と吐露する場面があるが、たしか米国の公立校の教員の給与は、日本に比べても相当に低いはず。
まあ日本だって、小津の『秋刀魚の味』に登場する元・漢文教師のヒョウタンが「ああ、これがハモですか。魚篇に豊かと書いて鱧」(字は書けても食ったことがないw)なんていう場面からも窺えるように、昔から教員=ショボイ稼業がクリシェだったワケだけど、それはともかく、初等・中等教育の教員という職業の米国社会での位置づけについて意見を聞きたいと思った。
ただし、待遇は悪いけど自分が教える内容については絶対的とも言える権限を持つとも言われているワケで、だからこそ著者のような教員も可能だったのだろう。その辺りの実態にも触れて欲しかった。
気持ちのこもった一冊 タイトルからすると、堅い報告書のような印象を受けますが、とても生き生きとしたルポで、
情景がありありと想像できるような書き口です。
エリートではないというフリーライターの著者が、ひょんなことから落ちこぼれ高校生たち(チャーター・スクール)の先生になります。
なんとかして彼らとのコミュニケーションを試みる著者の姿勢に共感を覚えました。
有職人種であることやボクシング経験が、彼らと打ち解ける武器となったところが興味深かったです。
高すぎない目線や、すごすぎない経歴ならではの、親しみやすさってあると思います。
環境の不遇を完全になくすことはできないでしょうが、本人ではなく、社会の責任として、セイフティネットが行き渡ることを望みます。ユース・メンタリング(兄弟ボランティア)は、日本でも、もっと広がってほしいですね。
コーチングとも似ていて、問題のある子、ない子、関係なく、子どもの成長にいい影響をあたえるんじゃないかと思います。大学生や、まだ子どもを持っていない若者には、とてもいいんじゃないでしょうか。
余談ですが、”セカンド・チャンス”という言葉から、ふと、阿部政権下での”再チャレンジ”を思い出しました…。
失望ではなく、希望を与える言葉であってほしかったですね。
アメリカは変わるのか オバマ大統領就任で、アメリカは変わるのか
変われるのか?
3億の人口の下層にかかってると言っても過言ではない。
と考えさせられる内容です。
子供の成長のために 必要なものは何か。それをこの筆者は自らの経験を通してまっすぐに伝えてくれる。
この本は教育の専門家として学者が客観的に分析して書いたものではない。
教育は、紙の上で考えるだけでは何も変わるものではない。実際にその目で見て、その心で感じて受け止めて、何とかしたい、何ができるか、それを懸命に考えて、道を拓いてゆくものだと思う。この筆者が、短い期間のなかでも、教師として子供と接するときに心がけたことは、とても大切なことだろう。アメリカの子供たちを取り巻く現実の厳しさは、日本の子供たちにとっても同様のことだ。この本を読むと、大人として、子供たちをしっかり守れる存在になりたいという気持ちが強く湧いてくる。
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